2017年12月20日

調律でした

そろそろ調律しないと…とずっと思っていたのですが、今年はグズグズと雨が続いたり変なお天気で。湿度下がったらお願いしようと思って、バタバタしていたらあっという間に師走です…(^^;;。

私のピアノは、中のアクションこそ新しいですが、外側は1913年製のドイツ生まれ、IBACHというアンティークピアノです。ボロボロになっていたこのピアノを買い付けてきて、オーバーホールして販売していた、ヤマテピアノさんで10年ほど前に購入しました。そしてその時にこのピアノを生き返らせた調律師さんに購入当初から調律をお願いしています(^^)。

実は、前日からFの鍵盤が全く鳴らなくなってしまって…とお伝えしたところ。作業が始まりました。
0F9A3FF7-32DE-4484-99D0-7231C6C879CB.jpeg

ピアノって、こんな風に引き出しみたいになってるんですよ。いつ見ても、精巧ですごい数のパーツで出来てるなあ…と感心してしまう…
601A028D-CEA3-419D-93F8-DA135D0CBA22.jpeg

アクションごと引っ張り出して入念にチェック。
CE28C5B9-C230-4898-8AAC-970C5874FB6F.jpeg

この白丸の部分だけ、おかしいですよね。ココがFの鍵盤だそう。
76EC359B-D62A-4093-A907-25891DDAAFD9.jpeg

この小さなひもが切れてしまって、ハンマーが上がらなかったそうですよ。
D7B51E07-1DBF-43DB-93DB-6C95AFB1BB34.jpeg

昔のピアノですし、替えのパーツなど取り寄せも難しいので、慎重に修復してもらいまして…直りましたFの鍵盤のアクションがこちら。
87D924D6-E6A3-4E58-85B0-D953D48FC6CA.jpeg
白丸のところが、新しくなったひもの部分ですね。

いやあ…ピアノってほんとにすごい。パーツは8000個に及ぶそうです。ピアノをよく知らないチビちゃんに、グランドピアノはアップライトよりも中が見えやすいので、すごいでしょ!大事に弾こうね(^^)と見せてあげたりします。
posted by mintberry at 20:03| Comment(0) | つぶやき

2017年12月19日

練習しない生徒さん

ピアノを習う上で、一番重要なのは言うまでもなくどれだけ練習するかです。大人の場合、どれだけ効率的で良い練習をするか…が大事で、一概に練習量と成果は比例しませんが、ここではそういう話は置いておいて、子供の生徒さんの練習についてお話しようと思います。

練習しない生徒さんはお引き受けしません…という先生も少なくないようで、それくらい練習が大事なのですけども。ピアノというのは、いまだにお子さんの習い事の代表格のようなところがあり、多くのお子さんがレッスンを始めるのは喜ばしいことなのですが…「ピアノ習いに行けば、すぐにエリーゼが弾ける!」と思うチビちゃんも少なくないようで…。私の経験では…悲しいかな、ピアノを「弾く」ことが好きで、スタートダッシュがかかっている子ほど、その傾向が強く…割と早くに理想と現実の壁にぶつかり、やる気をなくしていくことがあります…。エリーゼはそんなに簡単に弾けないんですよ…。むしろ、なーんとなくお母さんに手を引かれてやってきて、いつのまにか毎日少しだけ練習するクセがついた子の方が上達が早かったり。

さて、壁にぶつかったチビちゃんは、やる気を失って練習しなくなっていきます。特に、耳が良くて覚えて弾いてしまう子も注意が必要で、楽譜を読もうとしなくなるんですね。これは、レベルが上がるごとに苦しくなるので危険です。まあこういう生徒さんの場合、暗譜はとても強いですけども(^^;;。なので、導入の間に一番私が神経を割くのは、楽譜を読んで弾いてもらうことです。大事なことは他にもたくさんあるけれど、このクセは最初につけておきたいのが私の考えです。そもそも、生徒さんが練習を嫌がる理由の上位に上がるのは、楽譜が読めない・読むのが面倒のようですしね…。

ちょっと論点を変えまして。練習しない生徒さんの親御さん、きっと多かれ少なかれ、先生に申し訳ない…と思ってらっしゃると思うのですが。先生の立場で、練習してこない生徒さんをどう思うのか、書いてみたいと思います。

練習できなかった理由が、一時的なものの場合。例えば、学校の試験や、風邪をひいていた…など。その場合、私は別に気になることはないです。それなら仕方ないね〜と、一緒に練習するレッスンに切り替えます。

ですが、色んな理由で練習不足が慢性的に続く場合。それが嘘か本当かは、弾き方を見ていればわかってしまうんです。ほんとに時間が取れなくて残念だと思っている子は、レッスンに来た時だけでも一生懸命弾こうとします。そういう場合は、気の毒だなあ…と私もその時に出来るレッスンを考えますし、苦にならないです。

問題は、いろいろ理由をあげつつもレッスンが始まると本当につまらなさそうに、又はイライラしながら弾く子の場合。あ、多分ピアノやめたいんじゃないかな…と思うんですね。まあでも、ピアノは好きだけど、何か問題があってうまくいかなくてイラっとしている生徒さんもいますので(例えば譜読みの仕方がわからないとか)、そこはまず検証が必要なんですが。

検証の結果、どうやら練習そのものが嫌いだし、当然うまく弾けないし、苦しい…に陥っている場合。親御さんは生徒さんとよく話してみていただきたいと思います。割とよくあるのが、親御さんがどうしてもピアノを弾かせたいと思われてる場合。きっと理由は色々おありだと思いますが、例えば本当はサッカーが好きなのにピアノをやらされているお子さん、さぞかししんどいと思います。お子さんは、意外とお母さんに気を使って、やめたいと言えないもののようで…。ですが、ピアノはものすごく時間を取られる習い事です。貴重な時間をやりたくないことに取られて、下手すると怒られて…というのは、あまりにも酷ではないでしょうか…。実は私も、教えていて一番しんどいのは「つまらなさそうにピアノを弾いている生徒さん」です。究極を言えば、上手だけどつまらなさそうな子より、下手だけど一生懸命な子の方が、私の場合レッスンはずっと楽しいです。ピアノは、学校の勉強とは違うので、無理にやることは全くないのになあ…と思うんですね。

あとは、先生との相性の問題もあります。先生をあまり好きではなかったり、トラウマになるような一言があったり…と、様々な理由で、それだけでもう練習できなくなるものです。その場合は、思い切ってピアノを一旦やめるか先生をかえてみて下さい。

それと、これも意外とあるケースなのですが…お家の楽器がキーボードの場合。デジタルピアノではないです、持ち運び出来るような大きさの、浅い軽い鍵盤ですね。長々使われてますと、どうしても先生の家のグランドピアノとタッチが違いすぎて、家では弾けるのに先生の家で弾けない…と生徒さんがやる気を失いやすいです。子供心に、ウチのはピアノじゃない…と思うのかもしれません…。

あとは…どんなにのんびりでも、間違いだらけでも。少しでもいいところがあれば、是非ほめてあげていただきたいです。ウサギとカメの話ではないですが、コツコツ地道に続けた子が、要領良く上手に弾く子よりもいいピアノを弾いたりします。私がとても尊敬して大好きだった先生方はみなさん、どんなに下手でもまずはいいところをしっかりほめて下さいました(^^)。その後に怒涛の直しが入りましたけど(^^;;。厳しいことはいくらでも言えるけど、どうせならホメられて、少しくらい調子にのって、楽しく練習してほしいなと思います。ピアノは、長い、長〜い道のりですので(^^)。



posted by mintberry at 22:04| Comment(0) | 生徒さん

2017年12月14日

ピアノと歌の話

私のレッスンでは、弾くことに加えてソルフェージュ、歌うことも重要だと考えています。

なぜソルフェージュが大切なのか。多分、一番想像しやすいのは音感がつくからではないでしょうか。何故音感があると良いのか。実践的な理由として、楽譜を見ながらピアノを弾いていて、自分が違う音を出した時に手元を見ていなくても気付きやすいです。まあ、音感がなくても一音ずれればとんでもない響きになりますので、大抵の子が気付きますけども。それでも、レベルが上がって音の並びが複雑になっていくほど、自分の出している音の高さは耳でわかる方がいいです。

あと、私は導入の子には、しつこくドレミで歌いながら弾いてもらいます。これにも理由がありまして、ピアノを弾く時に頭の中でドレミで歌うくせをつけてもらいたいからです。これをしないと、指づかいだけ見て指を動かしてしまうようになり、楽譜を読まなくなる子が多いんです。自分がドレミ…と歌い、指を1,2,3と動かすことがとても大事で、音と指が脳でつながります。これが読譜力に大きく助けになります。そして実はピアノは、頭でドレミを鳴らさなくても弾けるし、そういう方も多いかと思うのですが。それは、指の動きと感覚で覚えている弾き方になるので、暗譜で人前で弾く際に危うかったりします。予期せぬことが起こりやすい中で、ドレミでも覚えていないと真っ白になりやすいです。

でも…実はソルフェージュの最大の目的は、上記のことではないと思うようになりました。昔の恩師がよく、「ピアノが上手になるから、歌をたくさん歌ってください」と言われていたのですけど。それは、音感などのことよりもむしろ、音楽としてピアノを歌わせる勉強になるからという理由でした。

音楽とは、間違えずにキチンと弾くことではないです。楽しく、美しく、切なく…色んな気持ちをのせて音にすることだと思います。その、気持ちをのせて音にするのに一番身近で簡単なのが声に出して歌うこと。なぜなら私たちは毎日、歌ではないけど言葉を使って、自分の声で色んな表現をしていますよね(^^)。かわいい♪とか、ほんっとに嬉しい…とか、もう、やめてよ!とか。その時に、言いたいことを言う前に息を吸い、一息に話すと思います。ピアノでもそれをやって欲しいんです。でも、楽譜を見て弾くことに必死になりやすい間は、音を鳴らすことが精一杯でそこまで余裕がないので…歌のほうがやってみやすいわけです。

だから歌は音楽の1番の原点なんだろうなと思います。例えばカラオケで熱唱できるということは、立派な音楽があなたの中にあるということなんだと思います(^^)。その感じが、楽器で演奏するときに音の羅列にならずに音楽になっていく原動力で、なによりも大切なことだと私は思います。

2017年12月06日

クリスマス仕様になりました♪

あっという間に今年も師走で…すっかり寒くなって参りました。日本に帰国してレッスンを始めてほぼ一年になろうかというところですが、お陰様で教室が満員となり、いろんな生徒さんの成長を楽しく見守りながらの恵まれた一年でした(^^)。

ウチには何でも興味を持って破壊する(^^;;、巨漢の猫がおりますので、クリスマスツリーは諦めていたんですけども。ピアノのあるレッスン室は猫を入れないことにしたので、レッスン室なら置ける!と気づきまして、早速飾り付けてみました♪
5CF9555B-CAA6-4037-BCBC-5AC3CB797E6D.jpeg
写っているのは、生徒さん第一号となってくれたMちゃん。私の弾く童謡を書き取り中です(^。^)。

皆様にも良いクリスマスが訪れますように(^^)。
posted by mintberry at 20:53| Comment(0) | つぶやき

2017年11月22日

楽器選び

インドネシアの時に向こうでレッスンさせていただいていたNちゃん(中1)が、一年半ぶりにまた私のところに習いに来てくれることになりました、嬉しい(^^)。

お母様とは色々ざっくばらんにお話させていただける間柄なのですが、Nちゃんは私よりも少し早く本帰国し、中学受験のためにピアノをずっと我慢してきたそうです。そして受験はとっくに終わったのですけども、今度は住環境の壁が。東京の都心に近い賃貸物件は音出し一切NGが多く、お母様もお悩みのご様子で、私もずっと一緒に考えていました。

お母様は昔少しピアノの経験がおありで、音色の違いなどがよくわかる、いい耳をお持ちの方で。帰国してからの楽器選びについて当時ご相談を受けた時、私なりの考えをお伝えしました。

私の考えを先に申し上げますと、デジタルピアノと本物のピアノは、やはり同じではないということです。ピアノはハンマーが弦を打って音が出る楽器で、そのハンマーの打ち方は実はタッチで無限に変化させることができます。それが強弱や千変万化の音色になるんです。そしてデジタルピアノは、録音された音が打鍵の時にセンサーで感知されて、スピーカー又はヘッドホンから出てきます。最近はタッチから強弱まで本当にピアノに近いものもあるのだと思いますが、乱暴に言ってしまえば楽器か電気製品かの違いです。

これは私の感覚なのですが…ピアノは人間、デジピはロボットのようなイメージです。最近は人工知能を駆使した人間に近いアンドロイドも出てきましたけど、人間と会話するか、ロボットと会話するかのような感じがするんです。例えば、ばん!と鍵盤を叩いた場合。ピアノならば、痛い!!という音が出ますが、デジピですとキレイな録音された音が出てしまう。そしてピアノは気難しいけど、いたわるように弾いていくと向こうも応えるような音を出してくれるんです。これが生の楽器です。デジピは、大ホールのスタインウェイの録音を使っているので、どう弾いてもとてもキレイな音が出やすく、自分が上手になったような錯覚に陥りやすいです。そして先生のお宅やホールのピアノを弾いた時に思うような音が出なくて愕然とする…と。ですから私は、やはりピアノをお勧めしたい。

とまあ、理想論はそうなんですけども。さりとて、日本の厳しい音事情を考えると、生の楽器を思い切り演奏できる環境は本当に希少です。ですので、昨今は古いピアノはあまり引き取り手がいないけど、デジピは一瞬にして欲しい人が現れるそうです。生徒さんとお母様は耳もいいし、その違いをよく心得た上でデジピでも良いのでは…と思ったのですが、どうしてもピアノに未練がおありのご様子。

それでは、消音機能付きのサイレントピアノがいいですよ、本物のピアノでもあるし、ヘッドホンにすることも出来ますし。少しお値段はりますけど、これまた必ず欲しい人現れますし。デメリットは…ピアノ内部のアクションに消音センサーを取り付けることで少しピアノに負担がかかると聞いたことがあるような…。私なら、こちらにするかなあ。

そんなこんなで悩まれていたお母様でしたが。Nちゃんがレッスン開始するにあたり、いよいよ楽器を用意せねば…ということで、最後の選択を迫られておいででした。その時にふと、昔使っていたデジピが頭によぎりました…。

20代の10年間、仕事が忙しくてほとんどピアノに触っていなかった私。上京して賃貸物件で実家の生ピアノを持ってくるほど肝座ってませんでしたし。忙しいし、まあいいや…と思ってたら、母と祖母がデジピを買ってくれたのでした。ピアノ弾けなくなったらもったいないから!と。ですけど、なんかピアノと違うし、忙しいし、数ヶ月に一度触ってもらえるかどうか…の気の毒な扱いでしたけど、それでも録音機能を使って1人連弾してみたり、結婚式で演奏頼まれて慌てて練習したり…と、便利なこともあったんです。

私はその後、師匠との出会いもありまして、やはりグランドピアノでなくては!と思いましたので、最終的にこのデジピは手放してしまったのですが。それでも、社会人生活、結婚、香港駐在という、人生の中の十数年をひっそりと私についてきてくれたわけで、スペースさえ許すなら今も一緒なら良かったかなあ…と思い出しました。グランドピアノありますけど、夜間に譜読みしたい時とかですね。

私は、本格的にピアノをやる道を選んだのでこうなりましたけど、一般のピアノ愛好家さんの場合。やはりデジピは便利ですよね。最近は性能もかなりいいみたいだし、お気に入りの一台を持っていれば、どこに移り住んでも場所を選ばず弾けるメリットは大きい。

そしてお母様の結論。ご実家に、子供の頃の古いピアノがまだあるんです…と。いつかそれを使えるようになるまでは、デジピにします!娘が今後、どんな人生を歩んでいくのかはまだわからないけれど、彼女が気にいる一台があれば、それを気の済むまで持ち歩くのも悪くない、そう思いました!と(^^)。明日早速、カワイに行ってみます、その場で買うかはまだわからないけど…とのことでした。

そして。翌日、買いました!!と喜びのご報告が。Nちゃんもお母様も一目惚れの、白木調の美しいデジピでした…お値段からみてもなかなかの高スペックかと。良かった良かった(^^)。なんだか、指導者会員の私の紹介だと伝えて下さったようで、今回の購入にも多少いいことがあったようなんですが、なんと私のところにもこんなものが届きました!
683CBBCB-3906-4DAD-B99E-DE02B0B51C6F.jpeg


カレンダーと…これは何??ティッシュかな??と思いきや。

B5D88301-E8E0-48DE-955F-9491A16D5B9C.jpeg

まさかの源氏パイ!!お菓子でした…これは貴重だわ…(^^;;。

posted by mintberry at 20:14| Comment(0) | つぶやき