2017年09月25日

子供達の最初の壁

ピアノを初めて習う子供達をもう何十人教えてきたか、よく覚えていませんけども(^^;;。実は、導入のレッスンはなかなか大変です。というのも…自分がどのようにしてピアノを弾けるようになったのか、どうやって音符が読めるようになったのか…というのは、どうやって歩くことを、話すことを覚えたのか…ということに似ていて、自分ではよく覚えていないんですよね…。それでも、彼らの立場になって、どうしてわからないのか、どうして出来ないのかを考えなくてはいけません。

私は導入テキストとして、田丸信明さんのぴあのどりーむを使用しています。全部で6冊あるのですが、絵もかわいくて、薄いのですぐに終わり、一冊終わった!という達成感がやる気につながるようで、次の本は何色??とみんなワクワクしています(^^)。

ただ…1つだけ問題があります。それは、3巻までは指使いをふりすぎていることです。大昔、そのまま使っていたら4巻でいきなり弾けなくなった生徒さんがいて原因を突き止めたところ、それまで過剰な指番号を見て音符を読まずに弾いていたことがわかり…以来、私は修正テープで指番号を間引いております。

というわけで、間引き後の楽譜になりますが。
IMG_0137.JPG


チビちゃん達の最初の関門、それは右手と左手が違うことをするです。その最初の曲が、このぴあのどりーむ2巻の終わりにでてくる、はげしくあめがふってるよです。

普通に弾かせてみると、たいていの子が。そーー、みーー、ふぁーー、みーー…と、3拍ごとに手をあげてしまうんですね。左手がスタッカート気味にぽんぽん跳ねているので、音が変わる時に一緒に右手も跳ねたくなるんです。

なので私は、譜面には書いてないけど右手の4小節をつなげるレガートで、まず片手で弾いてもらいます。そして左手はスタッカート気味に短めにドを連打…そして、左手はうさぎさんだけど、右手はカメさんだよ、べったりしてるよ…と説明します。

それでも左につられて右手が上がろうとする子は多いです。そうなれば、そーーを弾いてる5の指を私が上から軽く押さえて上がらないようにするのですが、そうすると次のミが弾けない子続出。止まってもいいよ、でも次のミを弾くまでソは離さないで!と促しつつ。頑張ってミを弾きにいったら、私も指を離してあげる感じで、つかませていきます。

それでも苦しそうな子には。左手のことは考えなくていいから、右手のことだけ考えてみて!と。左手はただの同音なんですが、右手より音が多いです。だから、チビちゃん達はそのズラっと並んだ左手のドを弾くことに必死になる子が多い。結果、左手のように右手を切ってしまうわけです。左手は太鼓のように同じ音を叩いてるだけだよー、指に任せておいても大丈夫だよーと、右手に意識を向けさせるだけで弾けるようになる子もいます。

ですが、これでもまだ右手が切れる場合。片手ならレガートに出来ることを確認した上で…。右手を弾きながら、左手は膝の上でぽんぽん!です。ドを弾く!ということに必死すぎる子の場合、カメとウサギまで意識がいかないので一度鍵盤から離れたほうが良く、膝の上で左手がリズム通りにぽんぽんしながら右手を弾くと、イメージが掴めてきます。あとは、ドの連打に変えるだけ。これでうまくいきました(^^)。

別にスラーもかかってませんし、右手上がってもいいじゃないか…と思われるかもしれませんが。ぴあのどりーむ3はもう、左手伴奏、右手メロディーです。それが、伴奏の音が変わるたびに右手がつられて上がってしまうと、メロディラインがいつまでもつなげられないんですね。これまた、過去に別の教材からぴあのどりーむ3へ進めた子がいまして、右手左手どちらも一緒にしかあがらないので、なぜなのか考えたところ。この、はげしくあめがふってるよ…を弾いてなかったからだと気付きました。

というわけで、過去の生徒さんの苦労を教訓に、私の中で絶対やってもらいたい重要ポイントとなった一曲のご紹介でした(^^)。



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