2017年10月30日

明日につながる結果

今日はバイオリンのコンクールの伴奏に行ってきました。小6の彼女には、通常の伴奏者さんがいらっしゃるのですが、ご都合がつかずで私が代理で本番に立つことに。

彼女はコンクールにも慣れているし、去年は決勝まで残っている実力者なのですが、コンクールというのはいかんせん大きくにも左右されます。審査員の判断基準、ホールの相性、出場メンバーの様子など。今日は全国への切符をかけた、後がないチャレンジでした。

メンデルスゾーンのバイオリンコンチェルト、第3楽章。とても有名で、この上なく華やかで技巧的な曲です。最後に合わせた先週の様子では、先生との協議の結果、音楽の流れを重視したい…と、彼女はかなりのテンポアップを希望していました。伴奏も、なかなか大変(^^;;。

しかしその後に、やはり速すぎると細部を弾ききれていない…という指摘が入ったようで、今日会場で「あまり速くないほうがいい」というリクエストをいただき。きもちテンポ落ち着き気味で伴奏させていただいたのですが。

結果的に彼女はミスがいくつか出てしまい、音楽にものれなかったようで、速さが足りなくて楽しく弾けなかった…と落ち込んでいました。なんだか私も残念で…せめて楽しく弾かせてあげたかったなあ、私もまだまだ勉強が足りない…と思いながら、結果を待たずに先に帰宅させていただいたのですが。

結果は、残念ながらあと1点足らず通りませんでした。しかし!審査員の講評はとても良かったんだそうです。ちょうどいいテンポで、自然な音楽の流れで気持ちよく聴けました、音色が良かったですと。

彼女は帰りの電車の中で、「すごく悔しい!でも、今までもらった中で一番嬉しい講評だった、もっと頑張る!」と、早速次の曲の譜読みを始めたそうです(^^)。そんな彼女を見て、お母様は「受かったよりも、良かったかもしれないです、ありがとうございます」と嬉しい一言を。

コンクールって、つい必死になってしまうけど最終目的ではないんですよね…あくまで自分を成長させるためのツールなんです。負けたとしても、勝つよりもむしろいい結果を得られたのかもしれない、彼女はもっと上手になれそうだな(^^)と思いました。音楽が大好きで、自分のために弾くことさえ出来たなら。何度だって立ち上がれるし、一生学ぶことがあります。私もまた明日から頑張ろうと思いました(^^)。
posted by mintberry at 21:57| Comment(0) | 生徒さん

2016年08月30日

日本クラシックコンクール予選に行ってきました

少し前の話なのですが、全国で行われている日本クラシックコンクールの予選を見に行ってきました。というのも、三年ほど前に私がインドネシアで教えていた生徒さんが出ると伺っていたもので…。

Kちゃんは当時二年生でした。ピアノを始めて半年ほど、インドネシア人の先生に少し習っていたとのことで、私のところに来てくれたのでした。半年…にしては随分としっかり弾けていて、何よりとても頭のいい子で…私の話をよく聞いて理解してしまう集中力がありました。ブルグミュラーをメインに、エリーゼの為に(全曲)、そして発表会では中田喜直のエチュードアレグロを弾いてもらい、日本人学校のイベントオーディションにも合格してソロを披露してました。

そんなKちゃんは、1年もたたないうちにシンガポールに転勤となってしまい…ですがその後もお母様が折に触れてメールを下さり。私の本帰国前にシンガポールでお会いする機会があり、5年生になったKちゃんのピアノを御自宅で聴かせていただけました(^^)。その時も成長ぶりにとても驚いたのですが、夏に一時帰省を兼ねて東京でクラコンの予選を受けてみることにされたとか。私、もう本帰国してますから、行きたいです!とのことで駆けつけました。

クラコンは制限時間内の自由選曲のようで、Kちゃんは5・6年生の部でショパンの黒鍵のエチュードを弾きました。いわゆる、音大受験やコンクールの課題曲として使われる、とても難しい曲です。ですが、コンクールというぶっつけ本番の緊張感ただよう中で、実に見事なテンポと指さばきで弾ききり、彼女の成長ぶりになんだかもう感無量で…。難なく予選突破です(^^)。

聞けば、この予選当日の朝に羽田に着かれたそうで…飛行機であまり眠れないままそのままコンクール会場へ来たのだとか。いやあ、それなのに見事な弾きっぷりでした、大物だね…Kちゃん(^^;;。手を見せてもらったんですが、小柄な彼女はまだ全然小さくて…私よりも1cmくらい小さなあの手で黒鍵を弾きこなすために、きっと大変な努力をしたんだろうな…と思いました。これから手も大きくなっていくし、ずっとピアノを楽しんでくれたらいいなと思います(^^)。
posted by mintberry at 19:44| Comment(0) | 生徒さん