2018年01月19日

なんかヤだな…に敏感になる

2018年最初の日記なので…私が練習している際に、最近大事だなと思うことを書こうと思います。

私に先生がいる話を美容室でした時に。「え!!ピアノの先生なのに、先生がいるんですか??それ以上何を習うんです??」と言われまして。ありますよー、無限にね☆

大人になってからのピアノ歴が、気がつくと子供の時よりも上回っていた今日この頃(^^;;。大人になってから弾いている曲はずっと大体同じレベルなんですが、昨日よりも今日のほうが、弾けるようになったと思っています。もちろん、加齢による記憶力や視力、気力の衰えはあるんですけれども(^^;;。それでも、以前の方が弾けたなあ…とは思わないうちは、進歩してるんだなあ…とほんのり嬉しいです。

さて、以前と曲の難易度レベルがさほど変わらないのに、何を目指すのか…というのは、上級者さんたちの永遠の課題かと思います。結局は、その曲に手が届いた!から、その曲をどれだけ完成度上げて弾くか…になっていくことと思います。この差が、とてもとても高い壁です。

私は、極端に超絶技巧な曲でなければ、まあ大体の曲が音を鳴らせるようになった…というところで、やっとスタートラインに立てた!と思いました、今にして思えばですけど。そしてそこからが、長くて大変だけど、本当に楽しくて、ピアノを学び終える気がしない!と思っています。

さて、曲の完成度を上げるために必要なこととは。色々あるのですが、不安要素を撲滅するのがとても重要です。不安要素とは、平たく言えば「弾きこなせていない箇所」なんですけども、厄介なのは弾いている本人がそれに気づいていない箇所なんですね。

ピアノって、本当に。ノリと感覚、運動神経で意外と弾けるものなんです。私も大人になるまで、ほぼ100%、これで弾いてましたから(^^;;。でも、これ頼りでは必ずいつか破綻するか、もしくはいつまでたってもすり傷だらけの雑なピアノになりがちです。勢いはあるかもしれませんけどね。

なので、楽譜とゆっくり向き合って、色々読み解きながらゆっくり弾いていくことが大事なのですが、慣れてくると上記の「運動神経や感」が知らないうちに出てきて、なんか弾けたように気になりやすいんですね。私も何度もこれで失敗しました。この曲弾けた!と思って本番で弾くんですが、なんで??ってところで崩壊…。

なので私は最近、練習しながらいつも、一瞬でもヤな感じがするところは無いか??と自分の感触を探りながら弾いています。一瞬指が迷う、一瞬頭の中の音符がふわっとぼやける。それでも手が勝手に弾いたりするので意外となんとかなるんですが、それを絶対にほっとかない。本当に骨が折れますけど、いちいち全部必ず立ち止まってなぜモヤっとするのかを検証することが大事です。そしてその箇所を洗い出すには、色々なテンポで弾いてみることもいい方法です。

本来、とても大雑把でガサツな性格なので、私には苦手な作業ではあるのですが(^^;;。これをするとしないとでは、曲の仕上がりが違います。色々曖昧だと、迷いが出て、それがタッチの迷いになり、音が汚くなるんです……少しでもいいピアノが弾きたいと思ってるうちは、これを面倒がらないようにしたいなあと思っています。




2017年11月01日

テンポをコントロールする

皆さんは、今弾いている曲の自分の適正テンポをご存知でしょうか?あくまで、「今の段階の」です。私が思う、今の自分の適正テンポとは。
@楽譜通りの音を鳴らせて
A指使いに迷わず
B強弱、フレーズをはっきりさせ
C音楽的に弾ける
ギリギリのテンポです。これって実は、結構遅くなるはずだと思います。

子供達をレッスンしていると、弾けていないのに速く弾こうとすることがあります。そこ、ゆっくり弾いて?と言うと、大体みんな嫌そうな顔するんですよ(^^;;。中には、死ぬほどゆーっくり弾き始めて、どうだっ!て顔する子もいまして。いいね〜、じゃあそれで最後まで弾いてね…と言うのですが、結局もとの速さに戻ったり、わからなくなったり…と、弾けた子はまずいないです。そして、次に来るのが「速くなら弾けるからいいんだもん!!」です。

ですが。必ずゆっくりも弾けなくてはダメだと私は思っています。そして、ゆっくり弾いてみると、おもしろいくらいボロがでてきます。それくらい、私たちは曖昧にピアノを弾いていて、テンポ速ければそれが自然にごまかされて弾けたつもりになりやすいです。つまり、ゆっくり弾くのは速く弾くより難しいです。なので、ゆっくりをキチンと弾ければ、きれいにテンポを上げていくことができるし、暗譜もそれだけしっかりします。いいことづくめです(^^)。

ピアノの場合、ソロであればテンポは好きに設定出来ますが。特に速い曲の場合なんですが、弾きたい速さの少し遅めでも、練習しておいた方がいいです。例えば、本番のピアノの鍵盤が重くて弾きにくい…とか。指先が乾燥してすべる…とか。気持ちよく弾けない環境のことがあります。その場合、速い曲をいつも通りに弾くのは事故りやすいので、少しテンポ落として弾きたいところです。あと、本番は緊張して無意識に速くなりやすいので、落ち着いたテンポバージョンで弾くくらいでちょうどいいです。それでも後から録音聴くと、普通に速いですから(^^;;。でもこれだって、落ち着いたテンポバージョンを練習しておかないと弾けないものです。テンポ落とすって、上げるよりも怖いものなので、その場でいきなりやると失敗しますのでね…。

なので、テンポをコントロールする為には、かなり弾きこんで楽譜を理解していることが必須なので、色々なテンポ練習は、舞台にあげる曲の完成度を上げるのにはオススメだと思います。どんな速さでも弾ける!を目指してみてください(^^)。

2016年11月25日

美しい布を織るように

ある程度ピアノが弾けるようになってくると、今度は「少しでも美しく弾きたい」と思うようになるものですよね。自分の演奏の動画や録音を聴いて、私、頑張って弾いたけど…あんまりキレイじゃないなあ…と。

演奏のレベルを上げるにはそれはもう無数のやり方があって、ピアニストですら一生追い求めるものであったりするのですが…。私が最近よく思うのは、ピアノは縦糸と横糸の折重なりで出来ている、織り物と似ているということです。

縦糸が、一つ一つの音符。横糸がフレーズやメロディー。大抵の場合、これらのバランスを取るのが難しく、大体どちらかの糸が太くなりがちです。ちなみに私の場合…以前は横糸(流れ)が強くて、縦糸(個々の音)が弱かったです。これはひとえに…森ばかり見て木を見ない、本来の大雑把でせっかちな私の性格によるところが大きいと思われます(^^;;。とにかく何をやらせても、早いのに雑!と言われて育ちましたのでね…この曲はこんな曲、こう弾きたい、早く仕上げよう!と、外枠を把握するのが先に立ちすぎて、詳細がいい加減だとこうなりやすいです。縦糸がおろそかになると、音が抜けたりかすれたり…が増えます。

私は大人になってからも、自分の演奏のレベルアップは縦糸の強化だ!となかなか気付けず、基本中の基本である「音符と楽譜を読む」という、わかったつもりでわかってなかっていなかったことを先生に教えられ、縦糸のことに気付き…とても納得いきました。

対して、着実にゆっくり積み上げるのが得意な人がいます。丁寧に、キッチリと。こういう演奏の場合、一つ一つの音符がキチンと鳴って丁寧な印象は受けるのですが、横糸が弱いと「音が並んだだけ」になりやすいです。音楽として流れにくいので、聴いていて詰まるような感じがあったり。この場合は、まずフレーズなどの小さな単位でいいから、塊で感じてまとめて弾くことから…になります。

いくら素敵な森を作ろうとしても、一本一本の木々が手入れされていなければ、やっぱり素敵な森は出来ないわけです。そして、一本一本を丁寧に手入れしたとしても、空から森を見たときにいびつであれば、やはり素敵にならない。木が縦糸で、森が横糸みたいなものでしょうか。布を織るだけなら簡単だけども、糸の太さや強さをコントロールしてなめらかな美しい布を織りたいですよね。まずはご自分のピアノがどちらの傾向にかたよりがちなのか分析してみると、縦糸と横糸のバランスが整ってさらにレベルアップできることと思います(^^)。